珍しい(と思っている)本なんかを紹介します。

多くの方がご存じの書籍です。知人から譲り受けました。前に所有していたのを売却した後で 又欲しくなっていたので丁度良かったです。
わざわざ米国製と断っているところが他の似たような解説本とは違います。
JA1FB 水上 正安さんの著書です。
当方が高校生の頃に広島の本通りにあった書店で購入しました。
その費用を捻出するのに参考書を別の古書店で売って捻出しました。


各種の受信機の解説記事の集まりで巻末にそれらの回路図があります。

その回路図集の二番目に51J-3の回路図があり いつかはこの受信機を と思って長年過ごしやっと1980年代に初めてR-388/URRをアメリカから個人輸入しました。
そして最近は遂に51J-4のジャンク品をこれも個人輸入してあちこちいじって遊んでいましたがヤフオクに出品してお終いです。


既に紙製のカバーがボロボロになってしまい取り扱い注意です。

尚 幾つかの解説には多少の間違いがあり注意深く読む必要があります。


尚 WEB上では 本書のPDF版があります。
そこでは幾つかの訂正部分が記載されています。
又 総ページ数はA4サイズでなんと172頁です。
貞重 浩一という人の著作です。
続 回路解説を中心とした受信機の設計と製作となっています。
1950年9月に発行されました。

中に面白い記事があります。
短波帯のバンドスプレッド方式の箇所で 局発回路だけで周波数選択しアンテナ回路と高周波同調回路は非同調(ブロード同調)とする回路方式です。
利点として トラッキングをとる必要がないので簡単になるとなっています。
確かにこの方法と機構は特筆に値するものです。

この方式は現代ではアイコムの受信系統に初めて採用されたトランシーバーがありましたね。
尚 当時はまだコリンズ方式は発表されてはいません。


又 RCAのAR-88とハリクラのSX-28については詳細な解説記事が載っています。
その他に下記の受信機の回路図が折り込んであります。
NC-183 HRO-5A 75A-1 SX-28 SX-42 NC-100ASD
珍しいアマハンです

いわゆるアマハンの初版本 1926年発行 です。
但し 復刻版 です。
アマハンの1943年版です。
当時は価格がUS$2.00だった。


次の様な文章があります。
Someday the war will be over
Someday we'll be on the air again

1943年当時は太平洋戦争の真っただ中だったんです。


後ろの方にあるカタログ部分には最初に 戦時中だからいつ何時か部品の入手が出来なくなる事があるので注意 とかの断り書きが載っています。


この本はアメリカのブックショップから個人輸入したものです。
これは珍しいイギリスのハム G3VA 氏の編集で第7版です。

写真は全く無いのでどんな機器か部品か分かりません。
ただ 回路図は部分的なものばかりですが解説記事が詳細で確かに英国風の書物です。

初版本ではありませんが 相当に古く 横浜のハムショップで偶然見つけて購入した経緯があります。
これも珍しい ラジオ技術誌の創刊号と第2号です。
読者の希望が多く復刻してもらったものです。
NHK出版のラジオ技術教科書の上巻と下巻です。

注意深く見ると 上下巻の文字列が上巻は左から ところが下巻は右からの文字列となっています。
昭和23年の発行。
ご存じ 赤本 です。
詳細な記述が別のページにあります。

ご覧の様に表紙の色が真っ赤でこの様に呼ばれていたのでしょう。
巷間では有名なハンドブックの一例で田山 彰さんの著書です。
SSB愛好家の参考書として手元においておきたい一冊です。
田山さんは一時 八重洲無線の技術部長だったと聞いております。

極めて内容が多岐にわたりSSBの初歩から最後にSignal One トランシーバーまでの解説があり そして最後に機器を店頭で選択する場合の注意点は役に立ちます。



尚 田山さんが記述された1964年10月号の「ラジオ技術」誌にこんな記事がありました。
スター"SR-500"形キットによる実証的解説 と題して 通信型受信機設計ポイントをつく! が8頁にわたって掲載されています。
真空管式の短波受信機を製作したい方は一読すべき内容です。

惜しい事に後半は紙数が足りなかったらしく尻切れトンボ状態で終わっていますが。
田山さんが言いたい事、書きたい事は短波受信機を製作するにあたり選択度と安定度の二点を重点的に攻める事が大事である と言う事が最大限に吐露されております。
復刻版

1942年1月号のQST誌 65周年記念号

国防機器として電源と受信機の特集です。
まだ戦時中だったんですね。

所々にカラーで印刷した頁があります。

SX-28受信機とかNC-200受信機の広告があります。
コリンズ特集
かってハムジャーナル誌に掲載されたコリンズ社の機器の
記事を抜粋して製本した自家製の書物です。

コリンズ機器に関しては別に赤本がありますが
説明が少ないので一寸残念ですが この本は画像よりは
記述してある説明分が丁寧で情報量が多いです。
知っている人も知らない人も一読の価値があります。
写真は少ないです。